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徒手抵抗ストレッチ

2人ペアになって、一人がもう一人に対して伸ばしたい筋肉に対して抵抗をかけ、その後ゆっくりと伸ばしていくストレッチ方法です。
PNFストレッチとも呼ばれますが、PNFは理学療法士の専門用語であり、日本の理学療法士会やスポーツ界でPNFの用語と手技の混乱が言われています。
手技手法としてはPNFストレッチに準じた方法ですが、ここでは徒手抵抗ストレッチと呼ばせていただきます。
徒手抵抗ストレッチ

●コントラクト・リラックス

コントラクトリラックス(Contract Relax)とは、(筋原性な)関節可動域制限が起こっている際に用いられる手法であり、回旋を強調した等張性収縮でリラクゼーションと促通を獲得し、関節可動域拡大を図る為に用いられる手法であり、筋短縮と軟部組織の硬結が関節可動域制限である場合、リラクゼーションの獲得と関節可動域増大を目的としています。

コントラクトリラックスの手順

1)治療部位を可能な可動域の最終域または最終域近くまで動かす。
2)術者は3次元的な運動方向とは逆の方向の全要素に対して抵抗を加える。
※特に回旋の要素を強調する
3)術者は動きが起こらないように、等張性の抵抗を十分に加える。
※最大抵抗が良いという意見もあるが、ほどほどの抵抗で十分な効果があると思います。
4)対象者は力を抜き、他動的または自動的に新しく得た可動域まで動かす。
5)最終可動域を獲得するまでこの技術を繰り返す。
6)新しく得た可動域での運動により、その可動域における筋収縮を再教育する。

●ホールドリラックス

ホールドリラックス(Hold Relax)とは、関節可動域増大の為の促通と筋弛緩を得る為の回旋運動を強調した等尺性の運動を指し、痛みが原因で関節可動域制限がある場合、筋弛緩と関節可動域増大を得る為に用いたり、痛みの軽減を図る為に用います。

ホールドリラックスの手順

1)術者は対象者の痛みが起こる手前、またはその近くまで制限のある部位を動かす。
2)制限または痛みのあるパターンに、回旋運動を強調し等尺性運動を誘導する。
※抵抗は痛みを誘発させないように、コントラクトリラックスよりも非常に弱くユックリとしたもので
3)等尺性収縮中、対象者は動かないように意識する。(術者は促す)
4)その後、対象者はユックリ力を抜き、自動介助または自動運動で新しく得た痛みのない範囲まで動かす。
※おおよその最終可動域までこの施術を繰り返す。
5)新しく得た可動域での運動により、その可動域における筋収縮を再教育する。


最大伸張位で最大収縮させると筋損傷が生じるため、最大伸張位から10~20°減じた関節角度で実施する。

●コントラクトリラックスとホールドリラックスのポイント

口頭指示と誘導の内容によって対象者は正しい収縮様式を用いる事が可能となる。

コントラクトリラックスを目的に「押して」と指示した場合、術者が抵抗を解除すると、関節運動が起きる。
ホールドリラックスを目的に「止めた状態で保持」と指示した場合、術者が急に抵抗を解除しても、コントラクトリラックスと違い関節は動かない。

※痛みのある筋に対してコントラクトリラックスを行うと、痛みを助長するケースが多い事も使い分けの理由となる。
あるいは、目的とする筋に対して最大収縮させると同時収縮が起こってしまう事、力み過ぎて対象者に適切な感覚入力ができない事も理由となる。
※PNFにおける相反神経支配などの神経生理学的観点からも、そのストレッチや関節可動域訓練は他動運動ではなく自動運動で施行する方が望ましいとされています。
相反神経支配に関して「働筋に対して拮抗筋は弛緩する」との解釈が一般的だが、拮抗筋も弛緩するのではなく遠心性収縮を起こしながら働筋と強調して円滑な関節運動を可能にしていると言われています。

【注意する点】
●過度に抵抗をかけないようにします。
 力強く行うと関節や筋肉を傷める原因となります。
●筋肉の走行や反射を理解して行います。
 PNF同様、スポーツでのポテンシャルを目的とした場合、ストレッチ方法に慣れたパートナーが必要となります。


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