体を静止させ、反動を使わずに関節の可動域を段階的に増していき、無理のない程度に筋肉が伸ばされた状態(15~60秒間)をしばらく保持する方法です。
それを何セットか繰り返し行います。

ストレッチを行っている時は、伸ばそうとする筋肉が弛緩している事が重要です。
身体全体ができるだけリラックスした状態で、伸ばそうとする筋肉を意識するようにします。
また呼吸を止めず、ゆっくりと息を吐くと副交感神経の作用により心拍数が抑えられ、全身のリラックスへとつながっていきます。

【注意する点】

●人と柔軟性を競ったり、争ったりする事のないようにしましょう。
人それぞれ可動域や柔軟性は違います。

●痛みを感じない程度で行うようにしましょう。
段階的に負荷を強めていき、最終的には「8~9割ほど伸ばされている」と感じるポジションで保持する事が望ましいです。

●反動を使わずに行いましょう。

●正しいフォームを理解しましょう。
筋肉の走行や作用などを理解する事は正しいストレッチのフォームの習得につながります。
また専門家ではない一般の人が正しいフォームを理解するためには、はじめはそのフォームを習熟しているトレーナーの指導や、参考図書をみながら自身の身体で体感し、理解を深めてみて下さい。

※競技前にスタティックストレッチを多用すると筋が弛緩し、力が発揮しにくくなると言われています。
適切・適度なストレッチであればさほど影響はしないと思われますが、全身が伸びきってしまうほどストレッチを入念に行ってしまうと神経ニューロンが十分に活動しなくなってしまい、瞬発的な動きや筋力が落ちてしまう可能性があります。

スタティックストレッチがウォームアップとしてのストレッチではなく、むしろクールダウンのストレッチとして現場で利用されている事からも分かるように、このストレッチは状況に合わせて行う事が必要となってきます。