肩甲上神経は肩甲棘(けんこうきょく)の間を走行しているため、肩甲骨の動きによって絞扼(こうやく)性神経障害(圧迫による神経障害)を受けやすくなっています。野球の投球やバレーボールのスパイク、テニスのサーブなど上肢のオーバーヘッドの動作を強いられる種目で多発する傾向が見られます。
肩甲上神経
この障害は肩の後部の筋肉が萎縮している場合は、電気生理学的検査により神経性のものかどうかを判断する必要があります。

筋萎縮が軽度な場合はオーバーヘッドの動作をしばらく中止し、萎縮した筋肉(主に後部筋・棘上筋、棘下筋)を強化し、同時に肩周辺筋力のバランス強化を行います。
重度のもの(痛みがひどく、長期にわたっている場合)に関しては、神経を圧迫しているもの(特にガングリオンなどの脂肪塊)を取り除く処置が必要となります。