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肩甲骨はがし
・肩の動きが悪い人は肩甲骨の動きが悪い
軽度の肩こりや動きの悪さであれば、わざわざ整体をする必要はありません。
自宅や職場でストレッチをするだけでも、肩の動きはよくなります。
整体での肩甲骨はがしがおすすめなのは、肩こりがひどく、肩甲骨の可動域が制限されてしまってうまく動かせない、腕が思ったように上がらない、頑固な肩こりが続いている、自分でセルフケアをしても良くならない、といった悩みを持つ方です。
セルフストレッチだけでは緩められない細かい筋肉にまでアプローチ可能なため、整体は頑固な肩こりにも非常に有効です。
また、肩甲骨はがしは肩こり以外にも効果的なので、猫背・巻き肩など不良姿勢を直したい方、バストアップしたい方、全身の疲労や冷えが気になる方にもおすすめです。
体の状態を見る事で、隠れた不調に気付くきっかけにもなります。
肩甲骨付近に脂肪が多く付いている方、鍛えすぎて筋肉がモリモリとしている方には、肩甲骨はがしはあまりおすすめできません。
施術時に肩甲骨の下に指がうまく入らないため、期待通りの効果が得られない可能性があるからです。
・実は痛みはほとんどない
一人ひとりの体の状態に合わせて、少しずつゆっくりと、肩甲骨周りの緊張した筋肉を緩めていきます。
肩甲骨付近に脂肪が多く付いている方、鍛えすぎて筋肉がモリモリとしている方には、腕を回してストレッチしながら肩甲骨を剥がす方法もあります。
肩甲骨を「剥がす」という表現のせいで、施術中に痛みを感じるのではと不安になる方もいますが、本来は肩甲骨はがしにはほとんど痛みはありません。
まず、周りの骨や筋肉から肩甲骨を剥がすのは身体構造上不可能なので、肩甲骨を剥がす痛みはそもそもありません。
『肩甲骨はがし』の名前の由来は、筋肉や筋膜が凝り固まってベタッと張り付いている状態を、「上に剥がすようにして」元に戻す、という施術のイメージから名付けられただけです。
そして肩甲骨はがしでは、力任せに筋肉を押す、無理やり関節の可動域(動く範囲)を広げるなど、「痛い」と感じる手技は積極的におこないません。
肩甲骨はがしの一番の目的は、肩甲骨付近の筋肉を緩めることです。
脱力状態で施術するのがベストなので、筋肉が緊張してしまわないよう、力任せに押したりはしません。
時間をかけて筋肉をほぐしたあと、肩甲骨を回したり動かしたりして、少しずつ動きを良くしていきます。
ただ、元々肩甲骨周りが硬すぎて全然動かない人は、最初動かした時に多少痛みを感じるかもしれません。
とはいえ、肩甲骨周辺がガチガチになっている人ほど、「ゴリゴリ」と肩甲骨が動いている音が鳴って効果を実感できたり、施術後の肩の軽さを体感しやすいといわれています。
・肩こりの解消
肩甲骨はがしは評判通り、肩こりの解消に効果的です。
そもそも肩こりは、筋肉がこわばって血行不良になる事で起こります。
肩甲骨付近には、肩こりに深く関係している僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋をはじめ、多くの筋肉が集まっています。
これらの筋肉をほぐして血流を改善する事で、肩こりが解消します。
・猫背・姿勢改善
肩甲骨はがしは、猫背や巻き肩などの不良姿勢にも効果的です。
普段から長時間のデスクワークやスマホの使いすぎなどで前かがみの姿勢を取っていると、気付かぬうちに背中や肩が丸まって猫背や巻き肩が癖付いてしまいます。
肩甲骨が左右に広がったまま固まり、血行不良から肩こりを引き起こす事もあります。
肩甲骨周辺の筋肉をほぐし、肩甲骨の可動域を広げて正しい位置に調整すれば、姿勢改善につながります。
・プロポーション改善
プロポーション改善や、バストアップ効果も期待できます。
猫背や巻き肩が改善されると自然とバストが上向きになります。
猫背や巻き肩がクセになっていると肩甲骨が外に大きく開き、体前面にある胸の筋肉が縮んだまま固まってしまいます。
バストを支えている大胸筋や小胸筋が縮み、バストが下向きになって垂れてしまうのです。
下向きになったバストを元に戻すには、肩甲骨を内側に引き寄せ、胸の筋肉を大きく開く必要があります。
肩甲骨はがしによって猫背や巻き肩が直れば、自然と胸が張って上向きになるとともに、バストの下垂の予防にもなります。
同時に胸郭が広がれば背骨のラインも綺麗に整い、お腹の圧力(腹圧)も正常に働き、内臓の下垂も改善され自然にウエストラインも形成されます。
・疲労・冷えの緩和
肩甲骨はがしは疲労や冷えにも効果的です。
慢性的な疲れや冷えは血流の悪さが原因なので、筋肉をほぐして血行を促すことで緩和されます。
血流が良くなれば疲労物質が流れやすくなるからです。
また、冷えは血行不良を引き起こし肩こりを発症させるので、冷えの改善は肩こりの予防につながります。
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